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LIMEX ライメックスの耐久、接着テスト! smart スマート9月号 付録 1/1 ガンプラくん[ペインティングモデル]レビュー

皆さんこんにちはこんばんはおはようございます。

いるかうさぎです🐰🐬


今回はガンプラくんのレビューになりますがガンプラ?に初めて使われた樹脂ライメックスのレビューを兼ねて記録しておきます。

「LIMEX」とは
石灰石を原料にプラスチックや紙の代替となる素材。
無機物質粉末を60から80%程度、残りを熱可塑性樹脂で補い、数パーセントが補助剤

「無機物質粉末」は炭酸カルシウム(石灰石)であり、また「熱可塑性樹脂」は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンおよびポリエチレンテレフタレートの中から一種類以上の樹脂を指している。

Wikipediaより引用



結局40%近くポリスチレンで補われてるということは完全な代替にはなっておらず、非常に怪しい素材に感じます。



【箱・ランナー等】




フリマサイトで700円で購入したため箱なしです。


樹脂研究をしていますが石灰石を使っているからかランナーは今までで1番重いように感じます。


結構ガンプラくん大きいですね。


【耐久、接着テスト】


右が通常のバンダイのポリスチレン、左がライメックス。共に3ミリ軸


ポリスチレンは普通に360度近く曲げても保ちました。




ライメックスもなんと同じように曲げても大丈夫でした。


しかし、他の部位のランナーを触ったらポキポキと簡単に折れてしまいました。混ぜるのにうまく行っていないのか耐久性は部位ごとに違うようですね。


ライメックスの切断テスト。普通のポリスチレンのように切れます。幾多のポリスチレンをカットして来ましたがなんとなく最近の高品質な粘度のあるポリスチレンみたいなぬるりとした切れる感じとは違い少しサックリという感触な気がします。あくまで私個人の感想。



タミヤセメントでライメックスと普通のポリスチレン(プラバン)と接着テスト。付きますがいまいちです。△



タミヤセメントでライメックス同士を接着。接着力いまいちです。△

ポリスチレンが多くても40%しか入っておらず純度が足りないため長く放置していても「ポリッ」と折れることがわかりました。つまりタミヤセメントは仮止め程度には使えても耐久力のある改造などには使えないことがわかりました。



ライメックスとポリスチレンのプラバンを瞬間接着剤での接着テスト。こちらは問題なく付きます。どうしても改造に使う場合は瞬間接着剤が良いでしょう。ただこちらも普通のポリスチレン同士の方がくっつきます。


「結論」
ガンプラには不向きな素材です。前に出た
恐竜の骨格模型などには悪くないかもしれませんがガンプラの主素材にするのは絶対におやめになったほうが良いとメーカー向けに残しておきます。

※ちなみに熱耐性は低くヒートペンではすぐにドロドロと溶けます。


↓ここからは商品(付録)のレビュー↓


【各種造形・全体像・付属品・大きさ・可動範囲・アクション】


前から

横から

後ろから

組み立て時間は数分で、私みたいに慣れた人間は説明書なしで組み立てられました。シンプルにかわいいです。ペインティングモデルなだけあって、パーツ分けがランナーのままスプレーを吹いたり手首など部分塗装したら


こちらのサンプル写真のようにすることが誰でも簡単に出来るようになっています。


1/144ガンダムと一緒にかなり頭が大きくサイズも大きく感じます。気になるのが重さです。かなり重く感じます。



足の裏にしっかりディテールが入っています。
3ミリ穴もお尻に開いてるので色んなスタンドを挿せるようになっています。



頭がかなり巨大なので直立しか自立できません。
ちょっとでも頭を傾けると倒れます。



スタンドを挿すことである程度のアクションが出来ます。


【総評】

ライメックスは個人的には駄目です。はめ込む時にも感触が折れそうな良くない感触があったり、不安定すぎます。まだまだ実用的では無いと感じます。
また経年劣化などもテスト出来ていないのでまだまだこれは代替には成りえないと思いました。
ただ、こういった試み自体は大事ですので頑張って欲しいですね。
ただ、現段階で商品に使うのは私は反対ですね。


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